夕べは祭の巡視に出かけた。本来
縁日とは良い日のはずだが、俺にはゴミゴミした、そして
無神経な異次元空間でしかなかった。
人混みの中、
様々なモンスターが、すれ違いざま立て続けに俺に襲いかかる…。
灼熱の炎を振りかざしながら歩く「
タバコマン」
焼き鳥の串を武器に目ん玉突く「
ツッツキ星人」
ソフトクリームで周囲を恐怖に陥れる「
ベタベタ小僧」
誰に手をふってんのかわからんが…俺に張り手を喰らわせた「
相撲ギャル」
「
ビール婦人が現れた!」
(…なんぼ俺の大好物といっても、ボディアタックはやめて!)
通りに目をやれば、音だけ元気な「
単車男」…
「
怒髪天を突く!」…と言いたいところだが、その髪も昨日床屋で切りすぎたため冷静冷静。
(きれてなーいっす)
ところで、別の意味で困るのが「
卒業星人」。
「わー久しぶり!私誰だか覚えてる?…どうせ忘れたよね…うそだ、覚えてるわけないMon…」
…と突然現れて、勝手に盛り上がって盛り下がって、勝手に決めつけて俺の
記憶力テストをする。
俺、「
なーんにも悪いことしていないのに」…どうも後味悪い。
大体にして、卒業時にロクな挨拶もなしに終わられ、何年も会わなきゃぁ印象も薄いべさ。
今からでも遅くない。
久々に会ったら、まず自分から名乗るということを学べといいたい。
実は縁日の前日、対照的な卒業生2名と焼き肉屋で一杯やった。2人とも10年前の勤務校の教え子で、目下教育実習中だ。
2人とも年が離れているから直接の面識は薄いが、全く無関係というわけでもない…ということをその場で発見したのは、
縁の面白さ。
俺は、「
縁の上の力持ち」でありたい。
初コメントでしたm(__)m