佐世保から従兄弟が来た。
そこで、道内の従兄弟連中に声をかけ、
「旬菜葱(たまねぎ)」に集まった。なかには30年来会っていない者同士もいたから、大将、いつも以上に気合いを入れて絶品の数々を用意してくれた。特に、津軽海峡のマグロの大トロなんて、なかなかお目にかかれるもんじゃない。
NTV:戸井町のマグロ
しこたま飲んで喰って、
「んじゃ、次いくべ!」となり、一人が友人の店
居酒屋「一番星 きむら」
北海道札幌市中央区南6条西3ススキノ中央ビル 9階
011-512-1884
に携帯をかけた。
「もしもーし、木村かい?…あれ、ちがう?…なに?」
すると、別の従兄弟が、ちょうど同じくかかってきた携帯相手に
「ん?あんただれ?」
二人、顔を見合わせるなり、
「なにー!」
この二人こそ30年ぶりに顔を合わすし、連絡は俺が仲介していたから互いの番号などは入っていない。
ましてや互いの着・発信履歴などあるはずがない。
更に驚きは、「居酒屋きむら」のメモリ番号が、なぜか置き換わっていたということだ!。
…まあ、俺のオヤジを含めた3人のオヤジ達は当然兄弟なわけで、いずれも50代で逝ってしまったという共通点を持つ。
自分の息子達の再会と盛り上がりに喜んで、なんかちょっかい出したとすれば不思議じゃない。
たぶんやったのは、性格からしてうちのオヤジに違いない。
(あの世で携帯の使い方覚えたとは…なかなかやるな、オヤジ)