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授業準備で丸鋸盤を使い、900mmの丸棒を30mmにガンガン切っていた。
すると、
機械室の照明が突然ついたのだった…。
俺の後ろにドアはあるが、誰もいないし鍵もかかっている。
一応付近を見たがやはり誰もいない。
だいたい、こういう不思議なことがあると、なぜかその後何かが起きる。
少々気味が悪くなって職員室に戻り、同僚に話した。
「いやーそれはきっと何かありますよ。」とか言いやがる。
こんなことでブルっていては仕事にならない。
集中しなくちゃ
指が飛ぶ。
(そいつだけは痛いからイヤだ)
気を取り直して作業にかかる。
丸鋸の刃は、切断した丸棒を
時々勢いよく飛ばす…ん?…?
飛び散った丸棒を拾い集めつつ、意外な方向にも距離にも飛んでいることに気づいた。
「な、なーんだ。お前かスイッチ押したのは。」
今日も平和に夜が暮れる。
(めでたしめでたし)