武道具店主がポツリとつぶやいた。
我々も中学校武道必修化は底辺拡大の追い風になると期待したが、
実際は「危険性の危惧」ばかりが報道拡大され、
どこもかしこも
新入部員激減である。
昔…といっても、たかだか7~8年前の部員が幼子をおぶってやってきた。
(俺に孫はいないがちょっとそんな気分を味わせてもらった)
震災の事情で東北から転校し、友と離れた不安などを、多少なれど柔道を通じて光明を見る子もいると聞く。
(教室、学校の枠を飛び越えて「絆」を結びやすいのも柔道の大きな魅力だ)
「パーソナルスペース」…他者との空間…否が応でも縮まってしまうのも柔道。
(一度組んだらお友達みたいな)
柔道着はお下がりでも良いのだが、ホントの魅力も広く伝わって欲しい。
(いや、伝えなきゃ)
「柔道は全世界共通である」ということを
これほど強く感じた日々は今までありませんでした。
しかし高校に進学した時点で柔道から離れてしまう
子も多く、高体連の地区予選もさびしい状況です。
いろいろなことはありますが、柔道をより長く
続けて行きたい、と思うような生徒を増やしたいですねぇ。