「マツダ MPV」に2度目の試乗をした。
場所は前回同様、郊外のワインディングである。
前回は
「NAの2.3」で、今回は
「デジターボ2.3」だが、足回りの好印象は変わらない。この手の車にしちゃぁとてもしっかりと踏ん張る…という以上、一般的なセダンやコンパクトカーよりは明らかに上だ。
アテンザで定評の2.3Lエンジンは、NAですら低速トルクも確保しながら、高回転も気持ちいい。
そこに直噴ターボが加わると…こいつが
もしも20年前なら、FCを差し置いて、マツダの看板スポーツカーとして君臨したとしてもおかしくないというのも大げさではない。
本当はスポーツカーに乗りたいが、ガキもいるし、なによりカミさんが絶対にOKを出さないオヤジ…そんなオヤジのためにMazdaは頑張るのだろう。
ただし、財布を握るカミさんは、やれ買い換えの下取りがどうのとか、よく知りもしないクセにトヨタがいいとかいうのだろうな。
余談ながら、ワールドカップで沸くドイツのミュンヘンでは、ことのほか日本車を見かけなかった。なにせBMWの城下町ということもあろうが、それにしても少なかった。
その少ない日本車の多くがMazda車だったことは未だに印象深く、日本とは違い、ヨーロッパでの評価がすこぶる高いという宣伝は、もっと図々しくやればいいのにと思う。