ここのところ猛暑が続くが、それでもチャリンコ生活が楽しくてたまらない。勤務のあともわざわざ遠回りし、それからジムに行き、汗だくになって帰宅するのが日課になり、20km以上は走っていると思う。
ふだん、クルマやバイクだと左車線に止まるが、それが右車線側の歩道に停車するだけで違う景色に映るのも新鮮だ。
バイクでも、徒歩でも絶対に通らないような街路は、まさに違う街に来た感覚。
ちょっとした上り坂でもいちいち気合いを入れるが、下りの風が心地よい。
しかし、良いことずくめでもない。
一時停止線で止まるクルマなどほとんどなく、危うい場面も少なくはない。
また、基本的に自転車は路側帯を走るべきだと思うが、排水溝などがあったり、何より多くのドライバーの意識がそうはなっていないから危なくてしょうがない。
では歩道はといえば、多くのチャリダーは歩行者意識だから、対向するときにほとんど右に寄ってすれ違おうとする。
例え被害者になろうが、加害者になるのはゴメンだから、なるべくならば歩道は走りたくないものだ。
つくづく日本の道路は、「クルマと歩行者」のためにあり、チャリンコは中途半端な立場だと思う。それが都合の良い面でもあるのだが、もう少し整備されればエコや渋滞緩和にも繋がろうに。
ちなみにミュンヘンなどヨーロッパの各地では、自転車のまま地下鉄に乗ることができる。
引退を控えたミュンヘンの姉妹都市の議員さん、どうせ公費で行くのなら、こういう所を見てこいや。