最近は、悪い意味で多少のことでは驚かなくなったが、今日はさすがに我が耳を疑った…会議の終了時、管理職から伝わってきた話題には。
「登校の意志が全く認められない生徒は学級編成にカウントしない」ということがすでに道教委にて決まったということ。
(他のルートからはまだこの件について全く伝わっていない)
例えば201名の学年はギリギリ6学級だが、1名該当者がいれば5学級に編成替えをしなければならない。
(40人定数なのに41人在籍学級が存在する)
これは職員定数を削減し、逼迫した北海道財政を少しでも楽にしようという、つまりは
口減らしだそうな。
「しかし、不登校生徒は在籍にカウントする」
不登校生徒に対する
ケアは当然行わなければならない。
(登校していない子に対するケアは、登校していないだけに色々と大変…でも良心を持ってあたる)
職の立場から見ると、人手は減らすが業務は残り、30数名の学級が40人に近くなり…ということ。
生徒や保護者からすれば、折角慣れた学級が解体されると言うこと(逆もあるだろうが…)。
該当する不登校の親子にすれば…。
教育再生だの改革だのと幟は立つが、その旗の下では
「切り捨て御免」
「ゆとり教育」ではなく、「ゆとりのある教育」実現のため現場では様々な努力を重ねても、「金がない」のひと言で台無しにされる。
「他を削って削ってそれでもダメなの」ということをまず示せよ北海道。
(教育は利権が絡まないから削りやすい…なんてことはまさかないよな)
教育なんて,すぐに成果が現れるものではないので,どうでもいいと思っているのでしょう。