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2007-07-30

2007年 7月 30 月曜日

全道大会終わり、思う

全国への参加は4年で途切れたが、それこそが奇跡だったし、実は結構どうでも良い。
それよりも大切なのは、貴重な経験を与えた生徒達がどれほど人間的に高まりを果たすかということだ。

「あいさつ・返事・お礼・メシをちゃんと喰う・勉強しろ」

ふだんはほとんどこれしか言っていない。
柔道を通じ、実は躾をしているだけで、毎日それを繰り返しているだけだ。

「もっと厳しく!」というリクエストがないこともないが、昨今では厳しくすることほど難しい作業はない。
「愛情があれば…」と第三者が言うほど簡単ではなく、ほんの柔らかい手当でも、受け手の感じ方と親への伝わり方一つで「体罰or暴言」となりかねない。


だから俺などが心がけることは、「あきらめるor繰り返す」ことだけだ。
どちらもこれまた、いずれにせよ膨大なエネルギーを使わざるを得ない。
むしろ「あきらめる覚悟」の方が後々消費エネルギーが大きいので、ひたすら同じことを日々繰り返す。

教育の道具としての柔道…やや自信が揺らぐ。
高望みしすぎ?…自問自答が反復する。
多岐にわたる学校教育の中の、部活はホンの一部かも知れないが、真面目にやろうとすれば大変な精密さを余儀なくされる。

上位大会になればなるほど、それに関わる指導者達の器量や努力、エネルギーには驚かされ、そして指導者たる己の小ささに気づかされ、だからこそこれほどの研修はない。

「中体連の大会は教室と同じ」と、かつて大会中にトラブルが起きたときに委員長としてマイクを通じて叫んだことがある。
学校外部指導者との意識の違いはそこ、すなわち「勝負が目的or勝負は手段」の想いの差だ。
これからますます、その障壁を解消するためのプロパガンダも必要になろう。

うーん、だからなんだろう?
(これまた自問自答)

しかし、ちょっとはリセットがつくような気がしてきた。

posted on 2007-07-30 カテゴリ: 学校

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