7年前に日産のゴーン社長がゴーンサインを出し、それ以来ちらりちらりと情報を小出しにし、クルマ好きの関心を煽ってきた日産GTR。
自分で買う気など毛頭無いが、そりゃぁ気になるさ。
雑誌の表紙にも頻繁に現れ、スクープも組まれ、その度に様々な憶測が飛び、そのミステリアスさも手伝って大いに関心は高まったろう。
メーカーもモーターショーやイベントで少しずつ少しずつスタイルを明らかにし、その仕様も巧みに小出しにしてきたようだ。
煽りに煽り、「結構売る気なのかな?」…と感じさせる。
一時は旧型並の価格とも言われたが、デビュー直前の話しでは、誰しもがパチンコを連想する777万円に落ち着くそうな。
それでもポルシェやフェラーリに比べりゃ格段に安く、ちょっとリッチなサラリーマンならがんばれちゃうかも知れない。
ところが、オイル交換に12万円とか、タイヤは1本パンクしただけで4本交換の約100万とか、パンクしなくてもなんだか知らんが毎年のように交換(?)だとか、しかも整備情報はオンラインで完全管理されると来ちゃぁねぇ…(雑誌ベストカーによる)。
結局煽るだけ煽っておいて、「よし、がんばるぞ!」と思わされていたどれくらいかの人々に、「残念でした。あなたには無理よ」みたいなデビューか。
(最初っから高嶺の高値の華にしておいてあるならまだしも、ここにきてこうじゃぁねぇ…)
「残念なあなたにはスカイラインクーペをご用意しました」…ならわかるが、もしもホントにそうならば、多くのファンがゴーン(gone)しないかな。
大メーカーが庶民に夢を見させるのは素敵だが、意図的に見させておいて砕いたようならこりゃダメよ。