30代までは、冷蔵庫にビールがあれば良かったし、あればあるだけ一晩で空になった。
40代になり、ビールは最初の一缶で、あとはウィスキーというパターンになった。
なにかにつけて北海道が好きなのでもっぱらニッカだが、時々店頭ではサントリーも選ぶ。
今日はちょっと安かったし、なんとなくおまけも気になった。
小さなマスコット…スイッチを入れ、ボトルキャップを押すと
「カラーン(氷とグラスの音) ♪ランランリラン シュビラレ…」
そう、例のテレビCMに流れるあのスキャットが流れる。
これはむしろガキの頃を思い出す曲だ。
ウチは飲み屋だったんで、通称「ダルマ」ことオールドのボトルが随分と並んでた。
Oldies but goodies.…古きがすべて良しとは思わぬが、しかしなぜかこの曲を聴くとちょっと安らぐ。
このCMが流れ始めたころの、我が家のテレビ自体が14型くらいの、一応カラーだったがリモコンなんてなくて、チャンネルはガチャガチャタイプだったはず。
全く持って裕福ではなかったが、人を羨んでも仕方ないとはなんとなくわからされた。
「♪ランランリラン シュビラレ…」
ポンとスイッチを押すとまたこの曲が流れる。
なんとなく心地よい。
「人間みな兄弟」…開高健によるキャッチコピーから生まれた曲だそうな。
ここに書いてあった。