公立学校教師が、酒気帯び運転以上、体罰その他で処分された場合、程度によって新聞掲載され、何らかの処分は免れようがない。たとえ一月の休職であっても、数十万円から100万円以上の所得減、および社会的信頼失墜は覚悟せねばならない。
非常識教師の存在は確かに事実である。責任を持って採用側は筆記試験以外にも重きを置き、資質をしっかり見抜き、その上で社会的責任の重圧と、実務的労働量に見合った保障を与えるべきだ。その責任を被雇用者へと転嫁するのは卑怯である。
それはともかく、例えば…(充分あり得るフィクション)
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帰宅後に一息ついて、缶ビール一つ空けかけた所に、電話が鳴った。家出中の生徒から悲鳴に近い助けを乞う声が聞こえた。タクシーや警察に連絡した所で間に合いそうにない。もしも行かずして、その子に何らかの被害が及んだらと思うと…
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教室で生徒同士がケンカを始めた。仲裁に入っても良いのだが、生徒の身体に触れることは体罰だ。そういえば、仲裁に入って生徒が足を机にぶつけ、処分を受けた話を聞いたことがある。かといって止めなければ収拾がつかない雰囲気だ。放っておいたらそれこそ責任問題である。
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よく頑張った子供の頭をなでてやるのはごく普通の光景だ。しかし、お上は触れること自体がセクハラになる場合があるから注意せよという。逆に子供は平気で身体を寄せてなついてくる。バカバカしいようだが、気を遣う必要がある。
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お上は、教師の不祥事が多いのでもっと処分を重くするとコメントしている。世間は報道を虫眼鏡で見るかのように、そして粉骨砕身働いている教師にさえ色眼鏡をかけるかのよう。
多くの教師は、ただでさえとても勤務時間には収まりきらぬ業務に帰宅後も、そして休日返上で疲弊している実態がある。
ましてや本務ではなく、教師の「個人的なボランティア活動」である「部活指導」に、周囲が口を挟むことなど筋違いである。しかし、実際はそうではない。
「社会的責任」はどのような職業人であろうとも持っているはず。教師の不祥事のみのクローズアップが適当かは大いに疑問である。責任の大小のみで説明されるべきか?
職業別データはないか?
平均寿命、健康障害、自殺者…それらにおいていかがなものか。
「別の職業資格」を取ろうとしている教師がいるが、転職にはなかなか踏み切れない。勤続の長い教師ほど、度胸も含めたつぶしの利かない、可愛そうな性を持つ。
教師というのは100%の国民がその存在を知っている職業で、新聞でも他の大きな事件がないときに売り上げを保つのに使われるニュースです。身近な話題なので、誰でも理解できるのです。
家庭のしつけが崩壊し、学校へ期待する面があると思うのですが、非を認めるわけにはいかない人が、非難という行動に出てしまうのでしょう。
学校で授業を理解できなかった人が、学習内容が難しいから簡単にせよ、となり、どんどん教科書が薄くなりましたが、逆に学力が低下して、今度は内容の充実を、という流れになっています。この現状は、予想が容易なことだったのに、政治的に選挙で票を取るために仕方がないことだったのかもって思います。