4年ぶりにこの空気を吸った。
（今年の全日本女子の覇者のかなえちゃんもかつてこの空気を存分に吸ったはず）



ワイワイとした雰囲気、溌剌とした皆の表情、畳の音。
（一番驚いたのは、参加者の靴やスリッパが終始整然と並んでいたこと）



この4年間で指導者の顔ぶれに若者が増えた。
また、教師だけではなく、かつての中学生が社会人として顔を並べる。

誤解を恐れずにいえば、私は北海道の柔道の大会成績レベルを上げたいのではない。
少しでも多くの子供らが多くの義理人情と出会い、人生の宝を手にして欲しいと思うだけだ。

「北海道中学柔道専門委員会」…実は今のところ実体がない組織である。
（ん？…実体がないのだから組織じゃない）

れっきとした競技団体ではない曖昧さによって体捌きを軽快にしたいと思うが次第。
（今のところ）

校舎は築4年目の最新モデル。
格技室は築20年ほどの建物だが結構広い…いや、「武道場」と呼べ。

まさに今日、かつて11年間勤めた隣の中学校より30畳を移送し、早くも約130畳の武道場がかなった。


新任校には名物がある。
「私の姿」と台し、機会あるごとに数十名の生徒達が全校生徒に語りかける。


これはいい。

正直なところ、かつては隣の学校ということでライバル視し、何からなにまで負けるものかという気でいた。

だが、畳と一緒に新たな歴史の礎も移した感。
（なんちゃって）

「北海道中学柔道センター構想」の第一歩。
（部員12名よりスタート）

新任校にて、時折教室からビートルズの曲が聞こえる。
（週に8日あっても足りない…そうだね）

平日は12時間ノンストップ勤務、休日はこの一月ほぼ無休。
（週70時間続き）

だが悪くない。
飛車格落ちの将棋指してた季節は過ぎ、「翼に羽が生えた」感。



＜今月内のやること整理（順不同）＞
　①仕事現場の環境整備
　②担任学級の土台作り
　③大会運営
　④母校同窓会
　⑤家庭
　⑥タイヤ交換
　⑦健康管理

あ、余暇がない…ま、よかとするべ。

ところで道教委から勤務実態調査が入るらしい。
（もっと真面目にやれというのかな？それとも死ねというのかな）

今日の夕方、テレビのニュースを、今日入ったばかりの1年生を含め柔道部員達と見た。
（ちょこっと俺も映ってた）

中学校保健体育ダンスと武道必修化に関する「不安」がテーマか。

武道への不安がいつのまにかダンスにまで飛び火しているような印象。
（素人教師が指導できるのかという方向）

いっとくが、
たとえば技術科では情報制御と生育が必修となり、
パソコンを使うだけでいっぱいの教師、
動物園の飼育員経験のない教師、
農家の倅でもない教師は「研究」せにゃならん。
（ところがその研究母体も、本務ではないとして某野党に叩かれたっけ？）

あらゆる題材になにもせず１００％対応できる教師などおらん。
労働基準法ってなに？…みたいな過酷な労働条件下、さらに新しい題材に必死である。
（ホント命削ってる）

…もとい、マスコミは相変わらず部活動と授業をごっちゃにし、過去何年間かで「授業中に怪我とか死亡」とか伝えるが、誤報だ。

まだ付き合い浅いが、
日々柔道の魅力を信じ、一生懸命頑張っているウチの部員達。

柔道に関わる仲間達。

「精力善用自他共栄」をちゃんと発信するべ。

約650名の参加をもって、北海道の柔道指導者が大きな決意を抱いて真摯に柔道と向かい合っていることが表現された。


中学保健体育武道必修化に伴い、柔道そのものに関する不安がクローズアップされている。
魅力という輝石が、不安という泥沼に埋没してしまいそうなのが不安だ。
不安という泥沼を盤石なる地面に変えていかねばならない。

その作業、がんばりましょう。
とりあえずは、新任校の「格技室」を「武道室」とし、様々な提案や発信をできる場としたい。

そのまえに技術教室とコンピュータ室、教室だが…。

今日も午前は新勤務校改装。
（スチームクリーナー大活躍）

平成7年とか書かれた諸々を断しゃりっす。

今日も時間切れとなり、背広に着替えてホテルライフォート。

14時より標記会議、そして16時より懇親会。
2次会はコーナーストーンにて、厚く。

当方ヘトヘトだが本望にて

午前中は新しい勤務先にて環境整備作業。

まずは格技室を武道室に大改装。
周囲の理解により、畳は常設可能となり、緩衝材を敷いて安全性を向上させた。
わずか6名の部員だが、ホント良く働くこと！
（前顧問「ツル」の指導の賜！）

機械室、準備室、実習室、教室も今日できる範囲でやっつけたが時間切れ。

午後から、約100kmハチを走らせ、打ち合わせのため深川市に向かう。
（前回から9年経つのでそのノウハウは残っていない）



前回は平成15年全中札幌の予選でもあった。
倒れそうになるくらいヘトヘトだった感覚が蘇った一日でもあった。

四日目だが実は着任前から勤務。
（もともと時々部活にはお邪魔していたので、なにも深く考えず道着）

「ちょっと勇み足では？」…という声がないこともないが、俺だもん仕方ない。

「ほんとあいつなら…でもあいつならしかたない」
（と、早々にあきらめて頂いた方が生徒達にとってはよい…てかっ）