ZZR0831 Weblog

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2007-06-18

2007年 6月 18 月曜日

からす、そりゃ泣くべ

学校前の公園のニセアカシアに営巣したカラス家族。
学習能力の高い彼らは、木の枝と、マンションのベランダあたりからかっぱらったハンガーでハイブリッド家屋を作りやがった。
清掃奉仕

4月にようやく完成し、5月にゃ3羽のヒナが生まれ、教室からの楽しみにもなった。
子が生まれりゃあ親としても警戒心が高まるのが命あるものの常識。

そりゃあ俺もちょっとヒヤッとしたが、都会に住む俺が野性に迂闊だった。
count log 84,000(カラスとカモメと飛行船)


「ヒトに危害を加える前に!」

「こいつらをたたいてしまえ!」

巣から落ちたヒナはゴミ同然。

「俺たちが一体なにをしたというのだ!」

住むところを追われ、仕方なく行き着いた先のさらなる仕打ちか…。


ハイブリッドな巣と、3羽のヒナは、「ヒトのエゴ」という名の袋の中へ。


せめて、ヒトのヒナがこの様子をまぶたに焼き付けたことは救いか。

鹿も熊も狐も猿も、すでに住みかを追われ、仕方なくヒトの巣に降りる。
知恵を絞り、ヒトとの共存を歩もうとするカラスにすらも未来はない。

そんな、人の心を忘れたヒトに未来はあるか。

悲しみと怒りと憎しみの嗚咽とも聞こえる泣き声は、ヒトの巣であるマンション街にずっとずっと響き、教室に届く。
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2007-05-20

2007年 5月 20 日曜日

GoogleMapの変革?


勤務校の修学旅行にあわせていじってみている。
主たる道具とはしていないが、その機能を理解し、サブ的に利用してみる価値はありそうだ。

アカウントを持っていれば「マイマップ」として登録でき、あとは主要な箇所に目印を打ったり、線を引いたり、簡単な図形を描くことができる。
中学生は、まだまだ自分達の住んでいる地理を知らないし、広い北海道であればなおさらなので、車窓から見える風景にも着目させたい。

例えばサミット開催が決まったザ・ウィンザーホテルや、7年前に噴火した有珠山、授業で取り上げた発電所などなど、列車内の交流に邪魔にならない程度には紹介したい。

青森には過去の修学旅行でもプライベートツーリングでも何度も行ったが、やはり地理にはなかなか精通していないものだ。
改めてマップで旅程を追ってみて初めて見えたことも多かった。

函館の主要な施設にも目印をつけてみたり、フェリーから見えることを期待するイルカにも着目させたい。

トップページにリンクを置いたマップも、ようやく一通り完成した。

じゃあ、これが修学旅行の様子に変革をもたらすかと言えばそれはなかろう。
じゃあ無意味かと言えば、わざわざ意味のないことをするほどヒマでもない。

お上からの無意味に振り回されてばかりの現場で俺は、一筋でも蜘蛛の糸が垂れてこんかなと思ってばかりいる。

「少しばかりのゆとり」というクモちゃんを捜してます。
世界のお偉いが、アベちゃんにちょっと耳打ちしてくれたらいいな…っと。
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2007-04-24

2007年 4月 24 火曜日

Gの時代

Gmail 、GoogleMap、Googleカレンダーと、最近はGoogleが手放せない。
条件はユーザーがモルモットとなることだが、きちんと条件を守ることと、「念のため」を施せばこれほど有効なものはない。

Picasaもいい。自分でもどこに置いたか忘れていたような画像ファイルも出てきたりと、予想外の効果もある。

修学旅行で使えないかと思案している。

これこそβ版だが、試してみる価値はあろう。

痒いところにどんどん手を伸ばしてくれるGoogleにぞっこんだ。
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2007-04-05

2007年 4月 05 木曜日

新年度

周りはワタワタしているのにこちらはのんびりしている。
でもそれがどうも落ち着かない。
(11年目だからまあいいか…)

ところでケイタイを代えてしまった。
偉そうなことを言った割に結局代えた。
[Z] デジイチやはりこけた…(悲)

だって、貯まりに貯まったDoCoMoのポイント約9000円分、マグロの刺身やタラバガニの足に代えるにはどうかと迷うもの。
ワンセグTVもどうかと思ったが、もしも俺が受験生でこれを持ったら絶対に志望校に受からないだろうと想像したからやめた。
やはり結局ワンプッシュでパクッと開く「P903i」にした。
(初めて行く土地で道に迷ったときにはGPSが役に立つのかも…)

初めて着メロが鳴った。
(アラビアのロレンス)

教え子のUだ。
(臨時採用ながら初めて教壇に立つという)

そして一日の間を置いてもう一度Uから鳴った。
(WJBLのレギュラーシーズンを終えて帰郷したまゆみがいるという)
[Z] WJBLプレーオフ

…ちょこっと顔を出して一杯一杯飲んで、エネルギーを充電させて貰った。
Uはきっといい意味で(俺同様?)異端児になろう。
まゆみは全日本優勝を逃した悔しさが今は大きなモチベーションになったと語った。
(北京に行くことになれば是非応援に行かねば)

そういえば全日本柔道選手権を逃してちょっと凹んでいた菅くんが、「子供たちの顔を見て力が再び沸いた。」と言っていた。
[Z] なかなか怒濤だった年度末

とうわけで後日まゆみには勤務校に来てもらうことになり、またとない楽しみができた。

トップアスリートが立て続けに来る学校…おもろいべや。

そしていずれ今の子がまた…おもろいべや。
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2007-03-01

2007年 3月 01 木曜日

写真の奥行き

とある学校の卒業アルバムを手に取り、同僚がつぶやく。
「なんかのっぺりしているなぁ…」

どれどれと見てみれば、なるほどのっぺりしている。

奥行きの感じられないコマが多い。
いわゆる被写界深度の問題だ。

そういえば、出入りの写真屋さんとのやりとりでこんな場面があった。

「最近デジタル一眼にしたんですが、まだまだわからないことが多いです」とはベテランカメラマン。
ものは試しということでNIKON D50を使い始めた様子だ。
色々と勉強してからD200あたりにということだろうか。

永年銀塩写真に慣れた方々がデジイチに移行しつつあるようだ。

さて、そのアルバムがどの様に写されたかは知らないが、まさかデジタルコンパクトということはなかろう。
察するにそのカメラマン、ベテランであるが故に今までの経験とノウハウ通りに撮影したため、フィルム写真とデジタル写真の被写界深度の差にまで意識が回っていなかったのかな?

卒業生が将来久々にアルバムを開いたときに、「俺たちの青春ってのっぺりしてたかな…」なんて感じたり。
これを教訓に、デジイチの焦点距離と絞りについてもう少し真剣に考えたいと思う今日この頃。
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2007-02-16

2007年 2月 16 金曜日

いじめ解決の成功集

いじめ解決の成功集(読売新聞より)

必要なのは「対症療法」だけじゃない。
むしろ「予防集」こそ欲しいモンだ。

完全防止策なんてなかろうが、至る所に雑草の根っこのごとく、様々な事例や光景があるだろう。

少なくとも休み時間や放課後の職員室が大人で賑わっているような学校じゃだめだろなぁ。

からいっただろう」
しいからあとで」
んでそんなことしたんだ」
方ないヤツだ」
…こればかり並べてちゃ人間関係だ・い・な・し
(我ながらうまいこと浮かんだような)

風邪による学級閉鎖の子に対して、「あー(学校に来られなくて)かわいそう」なんて声が他のクラスの子から聞こえると安心するなぁ。
ましてや、まだ風邪が直りきっていないのに咳き込みながらも楽しそうに登校している子を見ると、心配だが微笑ましいななぁ。

「学校の安心」のために必要なのは治療方法じゃない。

「じゃぁなによ?」と聞かれれば、「それを日々探し続ける姿勢」と屁理屈こねる。

そう、いじめ防止の基本は屁理屈。
人生最強の屁理屈王子&姫達には、大人もかなり時々屁理屈で相手してやろう。

つまり、目線を下げた日々のやりとりこそが大事と、強引にオチをつける。
(やべ、また仕事中断しちまった)
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2007-02-15

2007年 2月 15 木曜日

学級閉鎖

あるクラスがインフルエンザのインフルエンスで2日前から学級閉鎖になった。
ウチのクラスでそのことを「おい、5組が学級崩壊になったぞ」とうっかり口走り、失笑を買ってしまった…。

崩壊しているのは俺の方で、授業に行ったら誰もいない…学級閉鎖解除は明日だった。

そこで改めてやばいことに気づいた。
学級閉鎖のおかげで「試験範囲が終わらない!」

あちこち駆け回り、来週頭に他の教科から計2コマをもらったり借りたりして対応することとした。

もう一つの問題は俺自身の風邪だ。
職場全体でも風邪とインフルエンザが流行しつつあり、俺もちょっとヤバイ気配。
気候も寒と暖が交互に続く。

さっさと寝床につきたいが…さてとテストつくるか(…やれやれ)。
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2007-02-07

2007年 2月 07 水曜日

美しい国なのか?

最近は、悪い意味で多少のことでは驚かなくなったが、今日はさすがに我が耳を疑った…会議の終了時、管理職から伝わってきた話題には。

「登校の意志が全く認められない生徒は学級編成にカウントしない」ということがすでに道教委にて決まったということ。
(他のルートからはまだこの件について全く伝わっていない)

例えば201名の学年はギリギリ6学級だが、1名該当者がいれば5学級に編成替えをしなければならない。
(40人定数なのに41人在籍学級が存在する)

これは職員定数を削減し、逼迫した北海道財政を少しでも楽にしようという、つまりは口減らしだそうな。

「しかし、不登校生徒は在籍にカウントする」

不登校生徒に対するケアは当然行わなければならない。
(登校していない子に対するケアは、登校していないだけに色々と大変…でも良心を持ってあたる)

職の立場から見ると、人手は減らすが業務は残り、30数名の学級が40人に近くなり…ということ。
生徒や保護者からすれば、折角慣れた学級が解体されると言うこと(逆もあるだろうが…)。
該当する不登校の親子にすれば…。

教育再生だの改革だのと幟は立つが、その旗の下では「切り捨て御免」

「ゆとり教育」ではなく、「ゆとりのある教育」実現のため現場では様々な努力を重ねても、「金がない」のひと言で台無しにされる。
「他を削って削ってそれでもダメなの」ということをまず示せよ北海道。
(教育は利権が絡まないから削りやすい…なんてことはまさかないよな)
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2007-02-05

2007年 2月 05 月曜日

はあぁ…

更新履歴
勤務校Webの更新履歴を整理してみた。
すでに260回を超え、我ながらこうしてみるとなかなかがんばっとる。

しかしこれとて断片でしかない。

たった一日の中に、実に多くの筋書きのないドラマがある。

たったひとつの学校においてさえだ。

全国規模では数百万、数千万…の物語が日々綴られていることだろう。

残念ながらマスコミからは悲劇しか伝わってこない。

喜劇や感動ものもいっぱいあるのだが…。
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2007-01-31

2007年 1月 31 水曜日

kimoi

kimoi…キモイ…気持ち悪りぃ。
今朝、ハチを駆って岩見沢のスキー場に行った。
空き時間2コマを使い(年休!?)、自分のクラスのスキー授業のめんこい様子をカメラに収めるためだ。

往復約100km、許された時間は2時間、真冬の北海道。
現地に到着し、俺の手はハチのステアリングからD-70に代え、正味約20分でバシャバシャやって帰路に着く。
(無邪気が一杯収まった)

一年で一番寒いはずの道央道、しかし路面はまるで3月
高速を下りて一般道、行き交うクルマが水しぶきを上げる。

夕べのFMラジオでは、「日本にいるとまだまだ温暖化の実感が沸かないけど、北欧ではひしひしと…」
(いやいや、ひしひしと実感するさ)

kimoi…キモイ…気持ち悪りぃ。

もどってすぐの授業では、電気エネルギーの活用がテーマのハズだが、急きょまずは温暖化から入ったさ。
砂漠化カウンターは、すごい勢いで数字を送る。
温暖化を示す写真館は、非常に具体的に非情な危機を伝える。

ふだんはにぎやかな生徒がシーンとなった。

少子化対策の頭は「女は子を産む機械」とほざくが、国会で温暖化対策の「お」の字も出ない。
目先の利益や政策を語っている場合かな。

「北海道では、かつてスキーができました」


想像するだけで…kimoi…キモイ…気持ち悪りぃ。
posted on 2007-01-31 カテゴリ: 学校 - 3 個のコメント - 0 個のトラックバック
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