今日は、3年生の授業だった。
「
でん電虫ラジオ」は、今年2,3年生全員が題材として製作している。
1年生は「来年絶対に作らせてね!」とか、教職員は「おい、あまりはないのか?」といった具合に、校内ではすっかり好評で有名になった。
震災への不安が高まる中、手回しで発電できて、AM/FMラヂオが聴けて、効率の良い高輝度LEDの懐中電灯がセットになったキットは、完成率の高さも相まって誠に理想的な題材だ。
教材会社である、久富電気のアイディアにはいつも共感を覚える。俺が「こういう題材で授業をやってみたい。」というテーマに、痒いところに手が届く感じで教材を提供してくれる。
技術科関連の人間の中には、キットというだけで異を唱える者もいるが、YMOも言っているとおり「良いものもあれば悪いものもある。」のである。
授業の合間、「受験勉強で昨日のプロジェクトX見られなかったよ。楽しみにしてたのに…。」
たった13回の授業の一コマを裂いて、内燃機関をテーマにした。目の前で気化燃料を爆発させただけのことはある。
(生徒の頭上に、紙吹雪や缶コーヒーのおまけが舞った)
さらにそのたった数分ではあるが、ロータリーエンジンについて触れた。昔、後輩から奪い取った、12Aのローターとハウジングが役に立つ。
3年生最後の授業は、P-X最終回をテーマとしよう。
なんならアルミのボンネット開けて実物を見せてやろうか。
(おい、ボディには触れるな!)