おりしも世界柔道のまっただ中の今日、札幌市中体連柔道新人戦があった。
直前のこの3日間、親類の葬儀のためハチで1000kmばかり移動し、テレビも観ず、練習は放ったらかしだったが、ウチのもんもなかなか頑張ってくれたもんだ。
大会中の会場でも、世界柔道についての
炉辺談義(だからNO責任ね)が続く。
「将来ポイント制がまかり通ったらまるでレスリングだな」
「いっそ日本はJUDOをやめて、新たに柔道普及っちゅうのはどうだ」
「(テレビを観てからの審判だから)今日のジャッジはぶれてしまいそうだ」
「つまらん」
大会そのものも、今日は団体戦のみだから仕方ないのかも知れないが、折角大きなアリーナを借りたにもかかわらず、かなりがらーんとしていた。
「たまにテレビでやってこれじゃあますます…減るかもな」
中学生の新人戦だから、小学生時代よりのキャリアのある子は別としても、始めて間もない1,2年がほとんどで、キレよく決まる試合は多くはない。それでも、緊張でガチガチ同士が一生懸命やっている姿には心揺さぶられる。
「どうか、今日の放映は…」という願いが届くわけもないが、世界選手権の最終日、物語としてはなかなかの結末だ。
それぞれの選手が「柔道」で勝ち上がり、最後の方は「JUDO」で大会を治めた。
[Z] 世界チャンプがZZR0831号に!このとき、江種選手もzzr0831号に跨ればラッキーを得たのに…というのは冗談だが、今となっては写真撮影に遠慮がちだった江種選手にももっと絡めば良かったと悔やまれる。
それにしてもJUDOは面白くないが、柔道の魅力は素晴らしい。
ホント、日本の柔道選手には、
柔道でもってJUDOと戦い、若い子へのメッセージを発信し続けて欲しい。
少なくとも、きちんとお辞儀ができるのは今や日本柔道選手だけなのだし。
最終日の結果のみへのこじつけかも知れないが、
「柔道はJUDOに勝つ!」という結論を、
「柔道はJUDOもできるが、JUDOに柔道はできない」という公式でもって証明してくれたように思う。
教育現場では、いずれ必ず「柔道」の教育的価値がますます見直されるはずだ。
…棟田さん、今度マジスパおごらせて!。