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2009-03-01

2009年 3月 01 日曜日

「教員免許更新」だ。

小規模中学校では、専任ではない教師が「免許ないけどたのむ」の紙切れ一枚で専門外教科を持たさる例が少なくない。
(これは町村部の学校で著しい)

ある程度仕方ないという諦めの声もあるがどうか。
(教育予算…現場のタダ働きに頼って…)

特に技術・家庭科では、丸鋸盤ほか危険を伴う工作機械や、多数の刃物や熱源を扱う上、多くは校内の何十台もあるパソコンの管理も任される。

製作実習や調理実習などに関わる予算も大きく、出納業務にかかる労力すらも大きい。
専任でさえ大変なのに、免許外教師にとっては悪夢だろうし、そこに通う生徒達が魅力を堪能できればよいがどうか。

日本では、高校入試に関わる教科以外は明らかに軽視されているが、これだけ生活体験が不足し、明らかに情操の発達が遅れている昨今を思えば、「リアルな体験」こそが重要だ。

ましてや「技術立国」だもの、中学校の技術・家庭科は「応用教科という位置づけと役割」を与えても大げさでない。

俺とて家庭科の免許などないが、希望したわけでもない転勤先の事情で家庭科を兼任せざるを得ない。
(例えば調理実習の計画、準備…いやーなまら参るわ)

紙切れ一枚で免許外教科を軽く持たされるのに、免許更新は30時間に及ぶ講義と30000円を超える自己負担。
(いっそ更新しないとどうなるかの第一号になろうかなんて、バカなことを想像しては苦笑する)

どこかの議員が、「北海道の小中学生の学力が低いのは教職員組合のせい」とほざいたらしい。
本気で教師の資質低下を懸念し、資質向上を目指すというならばちゃんちゃら可笑しい。

教員免許更新…仕方ないから受けよう。
(ならば、すべての学校の全教科に専任を置け

なんぼこうでも日本に金がないわけではない。
きちんと未来に投資したらいいべ。

posted on 2009-03-01 カテゴリ: 学校

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