会場である中央中は、ジャッキーこと川崎さんが今年赴任したばかりである。
技術室というのは一つの小宇宙であり、ベテランとはいえ未だ整理のつかない物もあって当然。
それをいいことにあちこち勝手に漁らせてもらう。
伝統校だけあり、漁れば大概のものは揃うようだ。
|そういえば、製作物の紹介が遅れたが、「折りたたみイス」である。
|複雑なようで、よくよく見れば部材の規格は大まかに3種類しかない。
|間伐材であり、これなら物の割にはコストも驚くほど下げられよう。
|発展性もあるし、多様なニーズにも応えていただけると伺った。
|木質の丸棒材を接合材として利用しているところが興味深い。
図々しく、隠れていたルーターやガスバーナー等々を動員し、ぼちぼち仕上げにかかる。
「やっぱり焦がすんだ」と声がかかるとおり、焦がすンです。
バーナーで焼くのはなんつっても面白いし、見てくれも個性的だ。
なにはさておき、松ヤニがくっつくイスに座りたいなんてヤツはおらんだろうし。
しかも、ムラ無く焦がす…これがなかなか難しいから面白い。
なんなら、がっちり焦がしてブラシを掛けるのも一興。
表面が凸凹してちょっとアンティーク。
クリヤーを吹くのは後日としよう。
…つづく