高校同期コミュで、高校、大学生時代にバイトしていたコンビニがたまたま話題となった。
時給500円で働いたコンビニだが、経営者はとてもよくしてくれ、何かあるたびに我々貧乏学生にご馳走してくれた。
(「今日は儲かったからビール持ってけ!」…なんてな)
いつも気になっていたのは、弁当やおにぎりの売れ残りだ。
「これってどうなるんですか?」
(もしかすると近くの動物園の飼料に…?)
「捨てるんだ」
(!!!)
世間知らずだったから驚いた。
「(もったいない…)」
その気持ちを察した店主は…「
好きなだけ持ってけ。ただし捨てるな」
バイトが終わるのは11時。
(以来、持てるだけ持って下宿に戻る)
なんぼ食い盛りとはいえ、夜中に喰いきれるわけもなく…それでも何食か喰って…
(肥えた)
友人や下宿先の若い連中にお裾分けしたりもした。
もともとコンビニ弁当が好きではなかったが、
Mottainaiには勝てなかった。
食い物は水分を含み、それを処分するには大きなエネルギーを必要とする。
エネルギーを使って輸入し、売れなかったからといってエネルギーを使って処理する。
(しかも、購入先の国では喰えない民!…世間知らずでも分かる)
今でも、スーパーなどで食品を買うときには、「
売れ残り割引もん」をついつい買う。
ホームレスを経験した「あいつ」が云ってた。
「
賞味期限切れ2週間ならまだ喰える」
(1日2日なら新鮮だ)
まだまだ喰えるもんを捨てないで売り…
(
20年ちょい経ってようやく話題になるコンビニ業界)
「あいつ」はもうこの世にいないが、あっちで「アハハ」と苦笑してるだろう。
(もちろん同感)