アル・ゴア元米副大統領が熱々と語りかける。
DVDで観た。
「そんなこと今さら言われなくてもわかっている」…というようなつもりで見始めたが、具体的なデータを次々と突きつけられると改めてヤバさが伝わってくる。
散々に地球の現況を伝えておいて、「じゃ、どうすれば?」の問いかけへの回答はちょっと甘くないか?
もちろん富める国アメリカへのメッセージだから、「へ?その程度でいいの?」と思わざるを得ない。
(衣類乾燥機や食器洗い機が世界中にどれだけ普及しているのか…できればハイブリッド車?)
で、関連を検索してみればもちろん異論反論も数々あった。
その中には、「温暖化よりも優先すべき課題があるべや!」…っちゅうもんもあるごあ。
いやいや、揶揄すべきではない。
(悪いクセだ)
しかし、「温暖化問題」を邪魔臭いと思っている人々が多くいることも不都合な事実だろう。
「どうせ俺なんてあと何年かでくたばるんだからそれまでよけりゃいいんだ」って感じの、老人ともうすぐ老人が幅を利かせているのはなにもアメリカだけではない。
並べられた研究データは膨大だから、それに対して屁理屈も幾らでも用意できるだろう。
しかしいずれも、そのツケを払う中年、そして犠牲になるのは若者と子供。
少なくとも事実だけは広く伝えられる必要があるし、もっとインパクトのある訴えが必要だ。
例えばゴアさん、「365日のウチ、1日だけでも世界中の電気とエンジンを止めてみませんか?」みたいなアピールはどうだろう。
ま、ヒトの言うことを聞かないのがヒトだから実現は厳しかろうが、「省エネ家電に代えましょう!」なんちゅうよりはドキッとさせるべ。
(ま、それでもどうかはわからんが)