「部活発足は団体戦出場の最低人数確保が条件」
ということは、男子ならば5名だから3名、女子だったら3名だから2名。
今日現在男子2名、女子2名の計4名…成立だ。
前任校の11年前では、何か知らんが40数名集まり、集まったはいいが稽古に来るのはその数分の1からスタートした。
(はっちはよく覚えているだろね)
で、今回はその10分の1からのスタートだが、これがかなり新鮮でいい。
ここ数年間面倒くさがって上級生に任せていたことを、すべて俺一人でやらねばならん。
(手取り足取り文字通り)
おまけに畳もいちいち敷いたり上げたりせにゃならん。
面倒なことこの上ないが、これとて新鮮だ。
文明社会から無人島に行った気分…といやぁ大げさだが。
昨日は
新入生歓迎会で、よせばいいものをステージに上がり、まずはぼちぼちやるわいみたいにしゃべり…ちょうしこいて馬跳びの要領で生徒を立たせて飛び越え前回り受け身をかました。
「痛いと思うでしょ。痛いんです」
(そりゃ板の間だから痛いちゅうオヤジギャグもいらん)
勤務校は年々生徒数が減り、各部が部員確保に躍起になっている。
そんななかで新たに部を起こすを迷惑と捉える向きもあろう。
その事も踏まえつつ「柔道普及も仕事」とプロパガンダした次第。
柔道など知らない、まだ親交も浅い、行き交う生徒達がエールをくれる。
ケツは痛いがその甲斐あったか。