ZZR0831 Weblog

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2008-05-23

2008年 5月 23 金曜日

部活の成長

今日、新入部員が加わり8名になった。
まだ初めて1月あまりの連中も日に日に上達している。

なにしろサボらないので、保護者からたまには休ませてという声も上がるし、俺だって休みたいが、なにしろ当の本人達が休みにするなというのだから尊重するさ。

ところで平日にもかかわらず、今日、前々任校の生徒がひょっこりやってきた。
もちろん練習したいがためだ。

俺が居たのは12年前までだから、中1の彼女はちょうど生まれた頃だったわけだ。
前々任校に今や柔道部はなく、彼女はその面影をかすかに知るくらいだろう。
これまた面白い縁だ。

今日も首の痛みは引かないが、仕方ないから道着に袖を通した。
打ち込みを受けるだけでじんじん響く…しかし、少し調子が良くなった気がしたのは気のせいか。
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2008-05-19

2008年 5月 19 月曜日

羊の屁


そういえばこの羊たちは屁をこいた。
いやー臭くて参ったが、その刺激は俺の前頭葉を突いた。

「屁」…「へ!」

学校ブログでは「学校の情報」を掲載してはいかん。
ならば「学校の情報」ならばどうか?

第3者がその学校に対して有益な情報を提供する…みたいな。

屁理屈が屁をこけば理屈になる。
(我ながらすげぇ屁理屈)

もちろん「学校へ…」も屁をこいてくれるようになればと願うのだが…こんじゃいないが、多くの子供らや大人の楽しみにもなったのにこのままじゃもったいない。

「日記」を「かわら版」に掛け替えてみた。
色々と面倒は多いが屁でもない…と、ここでも羊が屁をこいた。
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2008-05-10

2008年 5月 10 土曜日

妖怪「ネバナラヌ」

朝8:15には職場に着き、打ち合わせが始まり、多くの若者達と対峙し、のんびりの一刻などあるはずもなく午後になり、そして夕刻を迎える。
その間矢継ぎ早に事案が舞い込み、そして夕刻を迎えて部活に汗をかき、日が暮れる。
帰宅し、メシを喰って風呂に入る時間はあるが、捌ききれなかった事案を処理すれば深夜。
(ごく一般的な教師の一日)

対峙すべき相手は数十~数百の若きエナジー。
来る物拒むわけに行かず、パソコンにも対峙しつつ事案を退治。
ましてや、理屈の通らぬ事案が舞い込めばテンパイ…。

月月火水木金金…これが普通だ。
そして、多くの教師は極めて真面目だ。

心身の破綻を来してもおかしくないし、実は多くが破綻し、しかかっている。
もっとこの事実を広く知らしめるべきだ。


様々な事件を擁護するつもりは毛頭ないが、その原因は人格のみに起因しないと断言したい。
スーパーマンなどそうそう居るはずがない。
教師は、壊れて当然の環境に置かれているし、壊れたら損をするようになっている。

一番危険なのは、これに気づかないこと。
「ネバナラヌ」という名の妖怪に憑依されていること。

俺か?
今のところ「まぁいいべや」と「しゃぁないべや」と「スンマセン」を口走る、「ケツマクリ」という妖精に守られている。

「ネバナラヌ」が、一体ホントにどれだけ値のあることかを見極められねばヤバイ。
こいつは大変厄介で、大したことのないことをあたかも大切なことのようにやらせ、教師の息の根を止める。

襲われないようにするには…餓鬼の目だけを見ることだ。
(けっこういらんことがガッコにはあろうに)

そういいつつ、「ネバナラヌ」は知らず内に襲ってくるから怖い。
(ケツマクリ様、お願いだから行かないで!)
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2008-05-05

2008年 5月 05 月曜日

プロで頑張れ

今年度最初の練習会を前勤務校にて行った。PR不足もあり、参加校は少なかったが細くとも切れないことが大切だ。

昨日は元プロボクサーの野村昭洋が遊びに来てくれて、ほんとにありがたかった。
15~17も年が離れている教え子達が交流するなんて冥利に尽きる。
(今日も頼む)
マジスパ 2008/05/04の虚空100
ところでマジスパは辛すぎたかな?

そういえば、昨日話題になった一人…室蘭にいたときは放映のたびに連絡をくれたものだが、今やとうとう全国区になった。
いずれなにかをやらかすとは思っていたが、とうとうやったな。

とうとうやったといえばやはりマユミもそうか。

みんなすごいな。
俺も負けてられんな。
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2008-04-29

2008年 4月 29 火曜日

ブログを学校で…悪いの?

おかげさまでブログというのは大変便利で、こうして遊びで使わせてもらっているが仕事でも重宝している。

多くの学校では、本体たるwebページ更新を限られた条件下で行わざるを得ないだろう(たぶん)。
たとえば他の教師が仕事で使っている隙間を縫って、「ちょっとごめんね」みたく遠慮しながら行っているのが通例だろう(たぶん)。

おかげさまでそこにブログがくっつくとちょこちょことアップできるから助かるし、便利だし、好評だ。
昨年は、もしや最後の一年(結局最後)と思うから、置きみやげのつもりでガツガツやったしできたし。

今年もさっそく新任校でやり始め前任校でも相変わらずの好評だ。

kitanoyone310も好評だ。

ところが、お上はこれを良しとしない。
セキュリティ面での問題を指摘する。
その論拠はよく理解できない。

全国的に見ても大変良く活用されているこれらの学校webは、今やブログなくしてはどうだろう?
実はこれらの発展は、全中柔道15あたりを機会に発生したとも思う。

ある一人の大きなノウハウが波及し、それに乗っかった幾人が今や幾数人となり、そのうねりこそはまだ「小web」だが、一つの「小カルチャー」を生み出しているとも思う。
(結構遠慮して打ってます)

何ごとにも功罪はつきものだが、今までの所「罪」がまったく見あたらない。
まあ、「ガッコのゲンバ」ではこれに限らずよくある話しだがなぁ…。
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2008-04-17

2008年 4月 17 木曜日

ちょうしこいた

「部活発足は団体戦出場の最低人数確保が条件」

ということは、男子ならば5名だから3名、女子だったら3名だから2名。
今日現在男子2名、女子2名の計4名…成立だ。

前任校の11年前では、何か知らんが40数名集まり、集まったはいいが稽古に来るのはその数分の1からスタートした。
(はっちはよく覚えているだろね)

で、今回はその10分の1からのスタートだが、これがかなり新鮮でいい。
ここ数年間面倒くさがって上級生に任せていたことを、すべて俺一人でやらねばならん。
(手取り足取り文字通り)

おまけに畳もいちいち敷いたり上げたりせにゃならん。
面倒なことこの上ないが、これとて新鮮だ。
文明社会から無人島に行った気分…といやぁ大げさだが。

昨日は新入生歓迎会で、よせばいいものをステージに上がり、まずはぼちぼちやるわいみたいにしゃべり…ちょうしこいて馬跳びの要領で生徒を立たせて飛び越え前回り受け身をかました。

「痛いと思うでしょ。痛いんです」
(そりゃ板の間だから痛いちゅうオヤジギャグもいらん)

勤務校は年々生徒数が減り、各部が部員確保に躍起になっている。
そんななかで新たに部を起こすを迷惑と捉える向きもあろう。

その事も踏まえつつ「柔道普及も仕事」とプロパガンダした次第。

柔道など知らない、まだ親交も浅い、行き交う生徒達がエールをくれる。
ケツは痛いがその甲斐あったか。
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2008-04-14

2008年 4月 14 月曜日

なりすまし…悪いか?

前任校のWebにはちょっかいを出し、現任校のWebはまだまだこれから

古くは学校間の関わりは御法度だったのかも知れないが、今や相互に学びあう時代と勝手に思う。
これから少子化がますます進めば、学校同士の垣根は自ずと低くなろうし。

こうやって、20年にわずか2度の転勤ビギナーながらも、各学校の長所短所が見える。
それを多くがもしも学び、互いに知り合えるならば、教育の現場はもうちょっと楽になるのではないだろうか。

そんなわけで、今のところ新旧両方に絡むという自作自演の実験を行っている…なんちゃって。
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2008-03-28

2008年 3月 28 金曜日

合同合宿・合同練習会・11年終了…そして次…

送別会明けからさらに3日間続いた合宿がようやく終わった。
2日目には全日本出場を決めた河合選手、かつて同じく全日本に出場した菅選手も来校し、大いに盛り上がった。

思えば物置に近い状態だった道場を掃除し、申し訳ないが卓球台には別の所へ移動してもらい、畳を敷くところからのスタートだった。
新入生歓迎会では自らのこのこステージに上がった…そして今日は11年間最後の稽古。

他校の生徒、小学生、高校生、大学生、社会人が集う合同練習会。
今日は続々と卒業生や保護者達が集まってきた。

3日も朝近くまでの宴が続き、かなりバテバテだったが、教え子達を相手に息を切らした。
実は汗まみれになりながら、時折ぐっと来るのをこらえてた。
年と共に弱るのは体力だけではないようだ。

最後に全員整列し、挨拶を述べた。
すると保護者が花束と贈り物を持って近づいてきた。
ぐっと来るのをかなりこらえてしまった。

参加者全員から雨のような拍手を頂戴した。
「せっかくの拍手だから、このまま去らせてもらいます。ありがとうございました。」
驚きの声も聞こえたし、後になって全員で写真の一枚も撮れば良かったと後悔したが、再び全員から霙にも聞こえた拍手を受けながら深く一礼し、道場を去った。

わずか1時間後には、汗だくでぐちゃぐちゃのまま次の勤務校の校長室にいた。

またまた柔道部はないし、なくて良い。
「1年間はガマンしてもらえないか」…と言われた。
「であれば1年後には転出させてください」…言っちゃった。

そうでもしないと今日の感動のお返しができないからな。
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2008-03-16

2008年 3月 16 日曜日

1行目

「あんたがいなくなったら一体どうなるんだ?」


あくまでも仮定としつつも公立の学校に勤務している以上、いつかは去らねばならない。
校内の幾つかの要素に関わっている以上、それがあたりまえのものなら大して問題にはならない。

俺は非常に我が儘で自分勝手だ。
これは誰かがやると思えばあからさまに手を抜くし、これは誰もやらんと思えば気合いが入る。
「お前にしかできないことをやるな!」と、若手の頃親分に叱られたことがある。
極めて保守的な「学校という場」を職場に選んだのは失敗だったかと思ったこともある。

「へのかっぱ」…これを貫くしかない。


それまでなかった部活を作ったとき…曲者といっては失礼だが…確かにたくさん集まり色々な問題も起きた。
「あんたが来たおかげで迷惑だ」という空気すら感じた。
それが11年間で7回も代表の年になった。

11年前、最初に勤務校に来たとき、玄関で迎えてくれたのは雑草と枯れかけた松の木だった。
今は綺麗な花壇と手入れされた松の木、そしてトールペイントされた大木の丸太が客を迎える。
一声かけたら生徒が集まり、オヤジはダンプを動かし、良い土が入り、今は母親達が手を掛ける。

「別に学校にホームページなんてなくても…そんなヒマあったら他の…」という空気は感じた。
ようやくそんなガスは綺麗になくなったと思う。
別になくてもいいと思いつつ、試しにやるだけやってみた。
それも1行目になった。

で、1行目への回答。

「知らん」


冷たいのでも無責任でもない。
ではどうせよというのか?…ということだ。

いずれにおいても、ニーズあるいは価値を感じた者がいるならば、それを継承すればいい。
Webは、離れていても手伝うことはできるし、現に手伝ってもらっている。
Webはなぁ…。

いずれにせよ1行目ほどの賛辞はない。
「ありがとう」より嬉しくキツイ。

でも折角Webなんだから繋がろうよ。
(あくまでも仮定の話)

やがて、今では想像もつかないネットワークがこのエリアに構築できる。
Webはなぁ…。
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卒業

ろくな返事も挨拶もできないままに俺の元から旅立たせたくはない。
「めんこがられる人」として俺の元を旅立たせたい。

あらゆる手段を使って様々なことをたたき込んだが上手くいかない。
最後の手段は、俺との絆を賭けることだった。

この数ヶ月、朝と帰りの挨拶はおろか、進路に必要な連絡と最低限の指導以外はコミュニケーションを絶った。
如何なる非難も覚悟の上だ。
そうすると教室掃除すらおろそかになる。

俺は、朝、学活中にバケツに水を汲み、雑巾でせっせと教室中の床を拭いた。
非道いモンだ。
誰も手伝うどころか、詫びを入れるどころか、静かになるどころか、ただワイワイと楽しそうにやっている。
とうとう家から掃除機を持ってきた。

頭に血が上るが、怒ったら負けだと思い、ひたすら辛抱と勝負した数ヶ月。
誰かがたった一人でも行動を起こせば済むのだがそれすら適わない数ヶ月。
いやーしんどかったぜ。

そしてついに卒業式前日を迎えた。
式の総練習…「(最後のチャンスだぞ)」…と心の中で語りかけた。

「!」


これまでとは打って変わり、今まで見たことのない光景が目に入る。

心もあれば気遣いもできる。
なのに常に「???」という思いばかりに悶々としていた。

実は「Too shy」…なだけだったのだ。


気づいても感じても照れくさかったり、自分が傷つくのを怖れて行動できないということに、俺ももう少し早く気づいてやれば良かったが、ギリギリで気づいて良かった。
実は、「Too shy」なのは俺だったのかも知れない。

卒業式はホントによくやってくれた。
最高の呼びかけに最高の返事で応えてくれた。

ある一つの、最後のイタズラを考えていた。
どうしようか迷ったが、決断したのは花道を退場する最中だ。
大勢が温かく退場を見守ってくれたあと、階段を上り、教室に入らず…「ダッシュ!上までいけ!」

まだ雪の残る屋上。
ツルツル滑って転ぶ、転ぶ…涙と笑顔と雪でベチャベチャの掟破りの記念撮影敢行。
「ばれたら始末書だからばれずに戻れ!」…あちこちベチャベチャにしてばれないわけもない。
残りわずかに30分…俺はそれを最後の通信に貼り込み、プリンタを動かした。

息を切らしながら、すでに保護者が大勢の教室に戻り、延々とこれまでの思いをぶちあげた。
「実は…」と生徒も思いを綴ってくれた。
こうなってくるとただじゃ済ませられん。

じゃあオプションのイタズラを…「玄関ダッシュ!」

せっかく職員が見送ってくれていたが、最後のトドメは玄関での記念撮影。
ある子の頭をなでたら、まるで赤ん坊のように泣き出した。
080314tbd (2).JPG

ここのところ、特に彼女はなんとかしたいと感じているのはわかっていた。
でも行動できないもどかしさを感じていたのもわかっていた。
「将来立派な獣医になれよ。そんときゃ俺の友人を紹介してやる」
また号泣。

その後も…いやー何人にも泣かれた泣かれた。

じゃあホントに最後の…旅立ちのヒトコマをどうぞ。

そのあと、頼んでもいないのに、弟子達がたった6人で会場の片付けをやっちまった…。
「やってらんねぇ!」と思うことも多々あれど、これだから教育はやめられん。

醍醐味だな。

さてと…もう一泣かせしてやろか。
posted on 2008-03-16 カテゴリ: 学校 - 2 個のコメント - 0 個のトラックバック
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