札幌市には公共の武道館がない。
道立総合体育センター「きたえーる」には武道場もあるし、全国規模の大会を行えるだけのインフラとしては十分である。
しかし、イベント会場としての人気が年々高まり、確保も一苦労だ。
北海道にも暖かい日差しが日々強まり、春の到来を予感するものの、少子化、高齢化、不況と本当の春はますます遠い。
詳しい情報がなかなか伝わってこないほどに、教育現場の荒廃も実はなかなからしい。
そんな中にあって、柔道を志す少年少女達の眼差しはどんどん輝きを増している。
そりゃあそうだ。
「
ふれあい」がベースにあるからだ。
小難しい教育理論や理屈よりも、「
精力善用自他共栄」の一言の方がずっと理にかなっている。
目先の回復や解消ばかりにとらわれていては、
まともな未来は見えてこない。
未来のまともな大人を育成するための「器」を作りたい。
ちょっと企んでみっか。