朝8:15には職場に着き、打ち合わせが始まり、多くの若者達と対峙し、のんびりの一刻などあるはずもなく午後になり、そして夕刻を迎える。
その間矢継ぎ早に事案が舞い込み、そして夕刻を迎えて部活に汗をかき、日が暮れる。
帰宅し、メシを喰って風呂に入る時間はあるが、捌ききれなかった事案を処理すれば深夜。
(ごく一般的な教師の一日)
対峙すべき相手は数十~数百の若きエナジー。
来る物拒むわけに行かず、パソコンにも対峙しつつ事案を退治。
ましてや、理屈の通らぬ事案が舞い込めばテンパイ…。
月月火水木金金…これが普通だ。
そして、多くの教師は極めて真面目だ。
心身の破綻を来してもおかしくないし、実は多くが破綻し、しかかっている。
もっとこの事実を広く知らしめるべきだ。
様々な事件を擁護するつもりは毛頭ないが、その原因は人格のみに起因しないと断言したい。
スーパーマンなどそうそう居るはずがない。
教師は、壊れて当然の環境に置かれているし、壊れたら損をするようになっている。
一番危険なのは、これに気づかないこと。
「ネバナラヌ」という名の妖怪に憑依されていること。
俺か?
今のところ「まぁいいべや」と「しゃぁないべや」と「スンマセン」を口走る、
「ケツマクリ」という妖精に守られている。
「ネバナラヌ」が、一体ホントにどれだけ値のあることかを見極められねばヤバイ。
こいつは大変厄介で、大したことのないことをあたかも大切なことのようにやらせ、教師の息の根を止める。
襲われないようにするには…
餓鬼の目だけを見ることだ。
(けっこういらんことがガッコにはあろうに)
そういいつつ、「ネバナラヌ」は知らず内に襲ってくるから怖い。
(ケツマクリ様、お願いだから行かないで!)